Vol.1 春夏トレンド×プラチナ | プラチナ・トレンド・インタビュー | プラチナ・ジュエリーの国際的情報サイト|Platinum Guild International
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ジュエリージャーナリスト 本間恵子さんに聞く

ジュエリージャーナリストの本間恵子です。
これから4回に分け、その季節ごとのプラチナ・ジュエリーのつけこなし術や最新
トレンドをご紹介したいと思います。今回は、春夏シーズンのファッショントレンドと、
プラチナ・ジュエリーの合わせ方についてです。

Vol.1春夏トレンド × プラチナ

春夏に相応しいアイテムは?

春から夏にかけては、髪をあげて耳元の露出が増えるシーズンです。
当然、耳元のアイテム、ピアスやイヤリングは外せません。また、袖も短くなって手元が目立ちますよね。そこに何かポイントを置くと、全体の印象をグッと引き締めてくれます。
その意味で、リングやブレスレットというのも春夏に相応しいアイテムといえます。
ブローチに関しては、薄手の衣服が多くなるこれからの季節にはあまり向かないアイテムといえます。ただ、小さなピンをいくつか付けるという形なら、春夏のイメージにもマッチします。たとえば、海のモチーフや春夏の花のモチーフなどをいくつか組み合わせて襟元を飾ると、エレガントな雰囲気が高まります。
その上で、ジュエリーを選ぶ際には「今日は足し算の日」「今日は引き算の日」と決めて鏡の前に立ってみるのをオススメします。シンプルな装いのときには重ねづけをしてみたり、存在感のあるネックレスを合わせてみる。反対に、カラフルな柄の服の場合は少なめにしてみる。そんな風にジュエリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

「見るジュエリー」と
「見られるジュエリー」

もうひとつ意識していただきたいのは、ジュエリーは「見るジュエリー」と「見られるジュエリー」に分類することができる、という点です。
「見るジュエリー」の代表格はリングです。自分でいつも眺めることができるからこそ、自分の気持ちや思いを込めることができるアイテムといえます。
この時期、新生活の節目として、新しいことを始めるキッカケとして何かジュエリーを、という方もいらっしゃるかと思います。そんなときには「見るジュエリー」! 自分の誕生石をあしらったり、大好きなモチーフを「ラッキーモチーフ」としてお守り代わりに身につけてみたりするのもオススメです。

プラチナで肌が明るく、仕草美人に

プラチナの特性からも、春夏のつけこなしで意識したい点を見ていきましょう。
夏にかけて嬉しいのは、プラチナはアレルギーが起きにくい貴金属である、ということです。金属アレルギーがあるから汗をかく季節にジュエリーはちょっと……という声を耳にすることがあります。最近では時計の世界でも、金属アレルギーが起きにくい素材で作る動きがかなり進んでいます。プラチナは化学的にとても安定した素材で、汗に強い特性があります。肌がかぶれにくい点も、夏にオススメしたい理由のひとつです。
また、揺れるアイテムを取り入れることができれば、プラチナならではの「白い光」をより楽しむことができます。プラチナ・ジュエリーにはいい意味での「重量感」があります。その重みによって肌になじみ、キレイな揺れを生み出します。軽いアクセサリーだとそうはいきません。耳元でさりげなく揺れるイヤリングやピアス、胸元でちょっと揺れるペンダント、手元でゆるく付けたブレスレット……身体の動きにあわせてキラリと光るたびに、肌をキレイに、明るく見せてくれる効果が期待できます。
それと、仕草もキレイに見えるんですよね。たとえば手を動かしたとき、振り返ったときの仕草にちょっとした違いが生まれます。プラチナで仕草美人になりたいですね。

春夏トレンド×プラチナのシックな輝き

今年のファッショントレンド、人気のカラーについても押さえておきましょう。
2016年全体のカラートレンドは、ちょっとオレンジの入った「淡いピンク」、それと「薄いブルー」といわれています。宝石の色でいうと、「ローズクォーツ」と「ブルーカルセドニー」といった優しい色味が今年のトレンドです。
また、春夏のファッショントレンドに絞って見ていくと、たくさんの色が入り交じったものが出てきています。特に、ちょっとありえないような色の組み合わせであるとか、どこか20世紀を感じさせるレトロな印象の色が多いですね。そういったファッションにあわせるジュエリーとなると、やはりプラチナのようにシックな白い輝きが一番似合います。
ファッショントレンドとは少し異なりますが、今年のアカデミー賞でも数多くの女優がプラチナ・ジュエリーを身につけて登壇していました。映画『ルーム』で主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンの指元を飾ったのは、日本のジュエラーNIWAKAのプラチナ・リングです。ブリー・ラーソンはまだ26歳と若いので、その若さに見合うデザインを求めた結果、NIWAKAの繊細なジュエリーが選ばれたのではないでしょうか。
先ほどの「プラチナがもたらす仕草の美しさ」にも通じますが、手をあげたときにブレスレットやリングが輝くことで、グッと写真映えするんですね。特にクローズアップした際、ただ大きいダイヤモンドをつけているだけでは表現しきれない“センスの良さ”も感じさせてくれるのが、プラチナ・ジュエリーならではといえます。

PROFILE: 本間 恵子

1964年、東京生まれ。ジュエリー・時計ジャーナリスト。女性誌、情報誌、ライフスタイルマガジンを中心に、ジュエリーやアンティークジュエリー、腕時計の記事を執筆。ライターとしてだけでなく、編集者、スタイリストとしても誌面作りに関わる。他に、業界団体が主催するジュエリーセミナーや、ブランドが行う顧客向けジュエリーセミナー、テレビのコメンテーターなども。

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