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ドレスコードの種類とフォーマルシーンのジュエリー選びのポイント

2022.12.19

2023.9.22

お呼ばれのシーンで耳にすることがあるドレスコードという言葉。なんとなく理解はしているものの、実際にどんな服装を選ぶべきなのかがわからない人も多いはず。
ここでは急なお呼ばれやドレスコード指定にも焦らないよう、ドレスコードの種類とそれぞれの着用シーン、ふさわしい服装について解説していきます。
フォーマルシーンのジュエリー選びのポイントも併せて紹介しますので、参考にしてください。

  ドレスコードの種類とフォーマルシーンのジュエリー選びのポイント

ドレスコードとは?

ドレスコードとは集団やパーティーの場で定められる、その場所にふさわしい服装のルールのこと。服装の格を統一することで場違いな思いをする人がいないよう、ゲストへの配慮として生まれました。
TPOに併せた装いを基本としますが、高級レストランやホテルの会場ではお店の格に合わせて指定されていることも。
また「かしこまりすぎず、カジュアルで親しみやすい雰囲気にしたい」など、主催者側が求める雰囲気に併せて指定される場合もあります。

ドレスコードの種類

ドレスコードにはどういった種類があるのでしょうか?フォーマルからカジュアルまで、そのルールやシーン例、それぞれにふさわしい服装を解説していきます。

 

フォーマル

フォーマルとはドレスコードの中でももっとも格式の高い装いのこと。
日本語では「正礼装」「正装」と呼ばれ、身近な例でいうと結婚式で新郎新婦が着るドレスやタキシード、親族が着る黒留袖や色留袖がフォーマルにあたります。
日本ではフォーマル指定されることは稀ですが、海外のラグジュアリーホテルのレストランなどではドレスコードとして定められているところもあります。
フォーマルの昼の装いはロング丈のワンピースに6~7分丈のジャケットを羽織ったアフタヌーンドレスです。
皇室行事などで女性皇族が着用しているのを見たことがあるという人も多いはず。露出は最低限に、控えめでありながらも気品が漂うデザインが求められます。

同じフォーマルでも18時以降はイブニングドレスを着用します。こちらはレッドカーペットを歩く女優たちのようなドレスです。
昼とは異なり、胸元や腕を露出した、光沢感のある煌びやかなデザインがふさわしいとされています。

 

セミフォーマル

フォーマルの次に格式が高いのがセミフォーマル。日本語では「準礼装」と呼ばれ、ゲストとして参列する結婚式の服装がセミフォーマルになります。
高級ホテルで行われるイベントやクルーズ、入卒園式の親の装いなど、日本でも着用シーンが多いドレスコードのひとつで、フォーマルほどの堅苦しさはないものの、きちんと感と高級感が求められます。

セミフォーマルの昼の装いは、ひざが隠れるほどのスカートに、肩の露出を控えたセミアフタヌーンドレスやセレモニースーツ。上質感のある無地のものを選ぶのが基本です。
17時以降の夜の装いは同じくひざが隠れるほどのスカートに、光沢感のある華やかなデザインのカクテルドレスが主流。こちらは袖なしデザインや柄物、明るめのカラーを選んでもOKです。

 

インフォーマル

セミフォーマルをカジュアルダウンしたのがインフォーマルです。日本語では「略礼装」と呼ばれていて、セミフォーマルほどかしこまらないものの、高級感と上品さが感じられる服装が求められます。
着用シーンはレストランウェディングや結婚式の二次会、ホテルでの同窓会や両家顔合わせなど。
インフォーマルの装いはスーツや袖ありのワンピースが定番。きれいめのシルエットや統一感のあるコーディネートを心がけつつ、素材やデザインで遊びましょう。

 

スマートエレガンス

スマートエレガンスはきちんと感のある、ドレッシーなカジュアルスタイルのこと。カジュアルスタイルの中では一番フォーマルに近い装いになります。
こちらも着用シーンはレストランウェディングやガーデンウェディング、ホテルディナーなど。
特にカジュアルなウェディングシーンではドレスコードとして指定されることも多いです。

フォーマルと違って明確な基準がないためTPOに合わせた服装を求められますが、こちらも袖ありのワンピースやセットアップのパンツスタイルが基本になります。
セミフォーマルほどかしこまらずに、ワントーンカラーや光沢感のある生地でドレッシーさをプラスした品のある装いが理想です。

 

カジュアルエレガンス

カジュアルエレガンスとは、スマートエレガンスをカジュアルダウンさせたきれいめなカジュアルスタイルのこと。
着用シーンは婚活パーティーや仕事の会食、おしゃれなレストランで行う女子会などです。カジュアルが頭につくからといって普段着で行くのはNG。
きれいめシルエットのカジュアル素材のワンピースや、ブラウスとスカートの組み合わせ、デザイントップスにゆったりとしたボトムスなど、エレガンスの名前のとおり上品さを意識して選ぶのがポイントです。

 

ビジネスアタイア

ビジネスアタイアはドレッシーさをプラスしたビジネススタイルのこと。アタイヤ(attire)には「儀式のための衣装」という意味があるように、周年記念パーティーや株主総会など、ビジネスシーンの中でもかしこまった場でのドレスコードに指定されます。
ビジネスアタイアの装いは上下セットのスーツが基本です。ツイード生地のスーツをセレクトしたりインナーをレース素材にしたりと、会場の雰囲気にあわせてコーディネートを楽しみましょう。

 

スマートカジュアル

スマートカジュアルとはきちんと感を意識したカジュアルスタイルのこと。女性アナウンサーの服装をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
着用シーンは学校行事やレストランでのランチ会などです。スマートカジュアルの装いは、カットソーやニットのカジュアル素材のトップスもOK。季節柄自然であれば、ノースリーブでも問題ありません。
カジュアルといえども、Tシャツやダボっと感のあるニット、ミュールやスニーカーなど、きちんと感に欠けるアイテムは避けるのがマナーです。

平服と書かれている場合の服装は?

結婚式や二次会、法事などで「平服でお越しください」と案内されることがありますが、この場合はインフォーマルを着用するのが基本です。
結婚式ならワンピースかセットアップ、法事であれば喪服になります。普段着でいいという意味ではないので注意しましょう。

フォーマルシーンのジュエリー選びのポイント

装いに華やかさをプラスしてくれるジュエリーは、フォーマルシーンには欠かせないアイテムです。
そんなフォーマルシーンでのジュエリー選びのポイントは上品な輝き。特に昼間には、キラキラと輝く宝石が主役のジュエリーや華美なデザインはマナー違反です。
パールのジュエリーや一粒ダイヤモンドをあしらったプラチナ・ジュエリーなど、周囲と調和した控えめな輝きのものを選びましょう。
18時以降なら煌びやかなジュエリーもOK。照明で一層輝きを増すようなダイヤモンドをたっぷりあしらったジュエリーや、存在感のある揺れるデザインもおすすめです。

まとめ

難しく感じるドレスコードですが、実際にコーディネートを考えていく中でだんだんと、シーンに合わせた素材や質感がわかってきます。知識として蓄えておくことで、急なお誘いにも大人の余裕を見せることができますよね。マナーを守って、シーンにあわせたおしゃれを楽しんでください。

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