【5月の誕生石】日本と縁が深い翡翠(ヒスイ)の魅力と特徴について | ジュエリー豆知識vol.22 | プラチナ・トピックス | Platinum Guild International
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【5月の誕生石】日本と縁が深い
翡翠(ヒスイ)の魅力と特徴について

ツヤのある深緑色がオリエンタルな魅力を醸し出す翡翠(ヒスイ)。ヒスイは他のジュエリーと違い、身に着ければ身に着けるほど美しくなる宝石と言われています。それはなぜなのでしょうか?
アジア圏では特に人気が高く、日本とも深い関係性をもつヒスイの魅力を、その特徴や歴史からひも解いていきましょう。

【5月の誕生石】日本と縁が深い翡翠(ヒスイ)の魅力と特徴について

ヒスイの特徴

ヒスイは英語名でジェイドと呼ばれています。

ジェイドと呼ばれる石の中には、ジェーダイド(硬玉)とネフライト(軟玉)があり、日本で宝石として一般的なのはジェーダイドになります。

日本の国石

ヒスイが産出されるのは「沈み込み帯」と呼ばれる、地球のプレートが沈み込んでできる場所です。その沈み込み帯に位置する日本でも、質の良いヒスイが産出されます。

2016年には、日本鉱物科学会によって日本を象徴する石「国石」に選ばれました。

まさに日本ならではの地質が生み出す宝石なのです。

ヒスイは5月の誕生石

ヒスイは鮮やかな緑色をもつエメラルドと同様、5月の誕生石です。

また、日本では結婚35周年の結婚記念石でもあり、ヒスイのジュエリーや小物を贈り合う習慣があります。

ヒスイの名前の意味

翡翠という漢字には、「カワセミ」という読み方がある通り、鳥の名前が由来になっています。

赤と緑の美しい色彩を持つカワセミが、同じく赤と緑を併せ持つミャンマー伝来のヒスイと似ていることから、その名前が付けられたと言われているのだそうです。

「色が育つ宝石」と言われる

ヒスイは、身に着ければ身に着けるほど美しくなる「色が育つ宝石」と言われています。

その理由は、肌の油分がヒスイの表面ツヤを増してくれるから。

通常、宝石には皮脂などが大敵ですが、ヒスイはその逆です。

乾燥に弱く、表面の油分が蒸発すると白く変色してしまうこともあるため、身に着けたり触る機会が多いほど美しい色になるとされています。

ヒスイの色

実はヒスイは、白、ラベンダー、ピンク、青、黄色など、多彩な色をもっています。

その中でも一番価値があると言われているのは、私たちにも親しみ深い緑色です。

中でも鮮やかで美しいエメラルドグリーンのヒスイは、「インペリアルジェイド」と呼ばれ、最上級のヒスイとして愛されています。

ヒスイの産地

ヒスイの主な産地は、ミャンマー、日本、中国、ニュージーランド、ロシアなどです。

特にミャンマーでは、透明度が高くツヤのあるジェーダイドが採れることで有名です。

日本の主な産地は、新潟県の糸魚川(いといがわ)市。

糸魚川とその周辺では、宝石として価値が高いヒスイが多く産出されます。

他にも、鳥取、兵庫、岡山などの一部地域でも、ヒスイが産出されています。

ヒスイの歴史

世界最古のヒスイがあるのも日本の糸魚川で、糸魚川のヒスイは約52000万年前にできたものと言われています。

縄文時代には縄文人がヒスイの加工をはじめ、その後の新石器時代には武器や道具、装飾品として用いられてきました。

ヒスイといえば中国のイメージが強いですが、ミャンマーから中国へ渡ったのは1700年代後半頃。

中国のジェイドはネフライト(軟玉)が主で、彫刻の置物や装飾品に用いられたり、不老不死の力が宿るとされ死者と共に墓に埋葬されたりしていました。ヒスイはかの有名な権力者の西太后が愛した石としても有名です。

ヒスイの石言葉

ヒスイの石言葉は「繁栄・長寿・幸福・安定」です。

古くからヒスイは神聖な儀式などに使われていて、中国では穴の開いたドーナツ状のヒスイは天国の象徴とされていました。

有名な哲学者の孔子も「ジェイドの明るさは天を表している」と記していたほど。

お守りとしての歴史も長く、ネガティブなエネルギーから身を守り、持ち主の魅力を伸ばしてくれると言われています。

ヒスイの評価基準

アクセサリーやジュエリー、置物と、さまざまなものに加工されているヒスイですが、ジュエリーとして価値のあるヒスイにはどのような条件があるのでしょうか?

ヒスイの評価基準から、美しいヒスイの条件を見ていきましょう。

 

カラー

先にご紹介したように、ヒスイは緑色が一番価値が高いとされています。
鮮やかで濃いエメラルドグリーンが人気でしたが、最近では爽やかな青りんご色も人気です。
内部の組織上、色ムラが出やすいため、まだら模様がない、純粋なカラーのヒスイが価値が高いとされています。

 

カット

ジュエリーとしてのヒスイは、山型になったカボションカットを施されるのが一般的です。

カボションカットは山の頂上の位置が高いもの、思わず手に触れてみたくなるような、表面が滑らかでくぼみがないものが高価とされています。

 

透明度

ヒスイの評価基準で最も大切なのは透明度です。

不透明から半透明まであるヒスイですが、透明度が高いほど美しいとされています。

上質なヒスイの中には、ヒスイを通して文字が読めるものもあるのだそう。

ヒスイのお手入れ方法

ヒスイは硬度が特別高い石ではありませんが、外から加えられる力に強く、水や光にも耐性があるため、比較的扱いやすいジュエリーになります。

カボションカットは表面に傷がつきやすいため、超音波洗浄は避け、他のジュエリーと分けて収納しましょう。

普段のお手入れは、外したらやわらかな布かセーム革で軽く拭く程度で大丈夫です。

まとめ

日本と縁が深く、魅惑的な緑色が時の権力者や哲学者を魅了してきたヒスイ。

身に着けるほどに美しく育つ宝石だからこそ、ジュエリーは変色や腐食の心配のないプラチナを選びましょう。

どんなシーンや服装にも似合うプラチナは、毎日身に着けたいヒスイジュエリーにおすすめです。結婚記念日の贈り物はもちろん、“これからの人生が豊かになるように”と願いを込めたお守りジュエリーにいかがでしょうか?

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