指輪が抜けないときの対処法5選!抜けなくなる原因と外し方のコツも | ジュエリー豆知識 | プラチナ・トピックス | プラチナ・ジュエリーの国際的情報サイト|Platinum Guild International
プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト

プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト

指輪が抜けないときの対処法5選!抜けなくなる原因と外し方のコツも

2021.9.13

2024.10.9

「結婚指輪など、長く身に着けていた指輪をふと外そうと思ったら外れなかった」「朝はすんなり着けられたのに夕方になったら指輪が抜けなくなってしまった」といった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
抜けなくなったからと焦って力任せに外そうとすれば、激しい痛みが伴ってしまったり、うっ血してしまったりといったこともあり得ます。
それでは、指輪が抜けなくなってしまったらどう対処すればよいのでしょうか。その正しい対処法をご紹介します。

  指輪が抜けないときの対処法5選!抜けなくなる原因と外し方のコツも

指輪が抜けない原因は?

まずは、そもそもどうして着けるときには問題がなかった指輪が抜けなくなってしまうのか、その原因を知っておきましょう。

 

体形の変化

結婚指輪のように長い間身に着けている指輪では、外さずにいる間に体形が変化してしまうことで抜けなくなることがあります
指輪をつけ始めたころよりも体重が増加すると、指にも脂肪がつきサイズが変化することがあるためです。
また、女性の場合は妊娠などによっても大きく体形が変わるため、妊娠初期には問題がなかった指輪でも後に抜けなくなってしまうケースもあります。
早めに外しておくなどの対処を取るとよいでしょう。

 

むくみ

朝着けた指輪が夜になると外せない、という場合など、指のむくみによって指輪が外せなくなるというのも原因として多くあります。
むくみは、アルコールや塩分の摂りすぎ、冷え、自律神経の乱れなどによって引き起こされます。
女性はホルモンバランスが変化することでも体がむくみやすくなるでしょう。
他にも、長時間同じ姿勢でいることで血流が低下しむくみが起きてしまうので、デスクワークやスマートフォンを使うときは注意が必要です。

 

指輪の変形

むくみや体形など指のサイズの問題ではなく、指輪が変形してしまうことで抜けなくなることもあり得ます。
硬く、変形しにくいイメージのある貴金属ですが、意外に繊細な素材であるため、事故などで衝撃が加わったり、重いものを持って力が加わったりすると、変形してしまうこともあります
変形してしまうと関節部分が通りにくくなるため、付け根はゆるいが関節を通らない、といった場合は指輪の変形が原因かもしれません。

指輪の外し方のコツ

抜けなくなって焦ってしまう方も多くいますが、まずは落ち着いて、正しい外し方をすれば意外とそのまま外れるということもあります

 

外し方のコツとして、
1. 指輪をつけている指の第2関節を軽く曲げる
2. 反対の手で左右から指輪をつまむ
3. 指輪を手の甲側に少し持ち上げる
4. そのまま少しずつ左右に動かしながら抜いていく
ということを意識してやってみましょう。

指輪が抜けないときの対処法5選

落ち着いて正しい外し方をしても指輪が抜けない……という場合には、次の5つの対処法を試してみましょう。

 

1. むくみを解消する

むくみが原因となっている場合には、むくみを解消すればすんなりと抜けることもあります。
むくみを解消するには、血管、リンパ管の循環をスムーズにすることが重要です。
具体的なむくみの解消法としては、
● 指を冷やす(運動・飲酒によるむくみの場合)
● ぬるま湯で指を温め、血行を促す
● マッサージやツボ押し
● 手をグーパーさせるなどのストレッチ
● 身体全体を使った軽い運動
などがあります。
水分を適切な量摂取したり、長時間同じ姿勢になってしまわないように意識したりと、普段からむくみを予防できるとより良いですね。
 

2. 石鹸を使う

ハンドソープや固形石鹸など、石鹸を泡立てて指輪と指の間に馴染ませ、滑りをよくすることで外しやすくする方法もあります。
石鹸を使いながら、前述したような正しい外し方を試してみましょう。
通常の状態ではまったく動かなった指輪も、石鹸を使うことでスルッと抜けることがあります。
急にスルッと抜けることで落としてしまうこともあるため、洗面所などで行う際は排水溝などに十分注意しましょう。

 

3. ハンドクリームや油を使う

石鹸と同様滑りをよくするため、ハンドクリームや油を使うのもおすすめです、
こちらも指輪と指の間に馴染ませ、滑らせながら外していきましょう。
ツルツル滑って外しにくい、ということであれば、タオルや乾いた布で抑えながら行うとやりやすいですよ。
外した後には、しっかりと洗って油分を落としてくださいね。

 

4. 糸を使う

指を圧迫し、一時的に細くすることで指輪を抜けやすくするために、タコ糸などの糸を使う方法もあります。
やり方は、以下の通りです。
1. 指先側に糸が来るように、指輪と指の間に糸を通す
2. 指先に向かって隙間なく糸を巻き付ける
3. 付け根側から巻いた糸を外しながら、指輪がくるくると糸の上を滑るように外していく
ハンドクリームや油などを併用し、滑りをよくするとさらに外れやすくなるでしょう。

しかし、この方法は糸をきつく巻きすぎたり、時間をかけすぎたりするとうっ血する恐れもあります
糸を使用する際は、十分に注意して行ってください。

 

5. それでも抜けないときは……

ご紹介したような様々な方法を試してみても、やっぱり指輪が抜けない……ということもあるかもしれません。
そういった場合には、リングカッターでリングを切断する必要があるでしょう。
特に、指輪が食い込んでうっ血してしまっている、指の感覚がないといった場合には、すぐに対処する必要があります。
そういった場合には、消防署で緊急に対応が可能か確認してみましょう。
リングカッターを置いている消防署も増えていますが、工具が無く切断後の修理ができない状態になってしまう場合もありますので、その点も含めて確認が必要です。

緊急性はないけれど外れないので切断をお願いしたいという場合には、ジュエリーショップに相談しましょう。
ジュエリーショップのスタッフであれば指輪の構造を理解していますので、ただ切断するだけではなく、今後修理することを考えて切断してくれる場合もあるでしょう。

また、指輪が抜けた後も痛みやうっ血による変色がある、指の感覚がないといった症状がある場合には、すぐに病院を受診しましょう

早めにサイズ直しを

指輪が抜きにくいことが多くあるなど、きつくなってきた、サイズが合わないと感じてきたら本格的に抜けなくなってしまうことを防ぐためにも早めにサイズ直しをするのがおすすめです
サイズ直しが可能かどうかは、デザインなどでも変わりますので、まずは購入したジュエリーショップに相談するのが良いでしょう。
ショップによっては、アフターサービスで無償でのサイズ直しが可能な場合もあります。
他には、修理専門店などではショップでの対応が難しい指輪でも対応できる場合があるでしょう。

また、サイズ直しの方法によって仕上がりが変わるケースがあることも理解しておきましょう。指輪を一度カットし、素材を足す方法や、指輪自体を叩いて伸ばすという方法などがあり、それぞれ費用も異なります。
特に叩いて伸ばす方法では指輪に負荷がかかってしまうため、デザインが微妙に変わってしまったり刻印がつぶれてしまったりといった可能性もあります。
仕上がりについても、事前に確認しておくと良いでしょう。

まとめ

指輪が抜けなくなってしまった場合、まずいちばん大切なのは焦らないことです。
焦って力づくで抜こうとしても抜けにくく、怪我やうっ血の原因となってしまうこともありますので、まずは落ち着いて、ご紹介したような対処法をひとつずつ試してみましょう。
どうしても外れず、緊急の場合には指輪を切断するという方法もありますが、大切な指輪を切断するのはできれば避けたいですよね。
そのためにも、体形の変化などでサイズが合わなくなってきた場合には、早めにサイズ直しをしておきましょう。
また、変形を防ぐために指輪をしたまま力仕事をしない・衝撃に注意するといった心がけも重要になりますね。

プラチナ・リングを見る>>

よくある質問

  • 指輪が抜けなくなる原因は?

    体形の変化や指のむくみ、指輪の変形などさまざまです。

  • 指輪が抜けないときの対処法は?

    指のむくみを解消する、石鹸やハンドクリームを使って指輪を滑らせるなどの方法があります。糸を使って外す方法もありますが、危険が伴う場合もあるため、注意が必要です。

監修

PLATINUM

Preciousplatinum.jp編集室

プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関であるプラチナ・ギルド・インターナショナルによる情報サイト。
プラチナの価値を伝えるとともに、プラチナ・ジュエリーに関する実用的なアドバイスや専門的な情報を幅広く提供しています。

最近更新された記事

PAGE TOP