プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関による情報サイト
2023.5.8
2026.8.27
※掲載ジュエリーの商品情報や名称等は掲載当時のものです
プラチナに似た、美しい白色の輝きを持つホワイトゴールド。
ジュエリーの素材のひとつとしても人気のホワイトゴールドですが、どのような金属なのかやプラチナとどう違うのかなど、ホワイトゴールドについて詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。
プラチナとホワイトゴールド、見た目は似ているふたつの素材ですが、それぞれ成分も性質も全く異なる貴金属です。
今回はそんなホワイトゴールドについて、その特徴や歴史などをご紹介しながら、希少性や硬度、価格など、プラチナとの詳しい違いをご紹介していきます。
生涯を共にするジュエリーとしてプラチナが婚約指輪に選ばれているその理由や魅力についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホワイトゴールドとは、ゴールド(金)をベースとし、パラジウムやニッケル、銀など、白色系の金属を混ぜ合わせて白銀色の輝きを持たせて作られた合金です。
カラーゴールドはその色を作るために様々な金属を混ぜて作られていますが、ホワイトゴールドは、ゴールドの持つ黄色味を抑えるために、特に特別な配合が施されています。
その白色のカラーから、結婚指輪の選択肢のひとつとしても用いられていますね。
ホワイトゴールドが誕生したのは、20世紀初頭のヨーロッパ。
プラチナが人気を博していた当時、民間でも入手しやすい代替素材として開発されました。
日本でも戦後、欧米文化が広がっていく中で定着した素材で、昭和50年代までプラチナの代替品として用いられていたとされています。
現在では、その後のカラーゴールドの流行などもあり、洗練された印象を持つカラーゴールドの定番色として地位を築いています。
ピンクゴールドなどのその他のカラーゴールドとホワイトゴールドの違いは、混ぜ合わせる金属の種類とその比率です。
ゴールドをベースとしていることには変わりはありませんが、銅を多く混ぜ合わせれば、銅の持つ色からピンクゴールドに、パラジウムや銀を混ぜ合わせればホワイトゴールドになるということです。
この金属の種類・配合比率を変えることで、様々なカラーバリエーションが生み出されます。
ホワイトゴールドが持つ特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
● 柔軟性が高く細工がしやすい
● 強度が高く変形しにくい
● ロジウムコーティングが施されている
ホワイトゴールドはパラジウムなどの金属が加えられているため、純金よりも強度が高く、変形しにくいでしょう。
また、柔軟性もあるため比較的加工もしやすく、繊細な細工や複雑なデザインのジュエリーでも用いられることがあります。
また、大きな特徴として、ロジウムコーティングが施されていることがあります。
元がゴールドであるため、本来のホワイトゴールドはわずかに黄色味・グレーがかっているような色合いをしています。
それを隠し、より清らかな白色に仕上げるために、ホワイトゴールドの多くは光沢のあるロジウムでのコーティングが施されているのです。
このロジウムコーティングは変色などには強いですが、日常の使用による摩耗で徐々に薄れ、黄色味がかった色が見えてくることもあります。
そんなホワイトゴールドと色味が似ているとされるのが、プラチナです。
歴史でもご紹介したように、ホワイトゴールドはプラチナの代替として作られたもののため、そのカラーも近づけられているでしょう。
しかし、この2つの金属は、性質や成分が全く異なります。
プラチナとホワイトゴールドとの違いを、希少性や見た目、硬度など様々な点から見ていきましょう。
世界のさまざまな国で産出されている金と比べ、南アフリカ共和国などの限られた地域でしか産出されないプラチナは採れる量も限られています。
これまでに採掘されてきた金属の総量で見てみると、ホワイトゴールドの主成分となる金が約19万トンのところ、プラチナは7,000トンほど。
1トンの原鉱石から採れる量で比較してみても金が平均3〜5g、プラチナはわずか3gと、いかに希少な存在かがわかります。
プラチナとホワイトゴールドの一番の違いと言えるのが、主成分となる金属の色です。
プラチナ・ジュエリーの素材であるプラチナは、もともとが純粋な白い色をしていますが、金が主成分となるホワイトゴールドのもともとの色はイエローカラー。
ご紹介したように、パラジウムなど白色の金属を加えることで人工的に白い色を作り出しています。
ロジウムコーティングによってプラチナのような美しい白い輝きを保っているホワイトゴールドですが、コーティングを施した状態のホワイトゴールドとプラチナでは、一目見てわかるような大きな色味の違いは見られにくいでしょう。
しかし、前述したようにロジウムコーティングは使い続けているうちに摩擦でメッキが剥がれ、地の黄味がかった色が見えてくることがあります。
一方、プラチナは生まれながらの色のため、白い色と輝きは色あせることがありません。化学的にも非常に安定していることから、日常使いでの変質や変色の心配もなく身に着けることができます。
プラチナもゴールドもそのままではとてもやわらかく加工に向かないことから、割金と呼ばれる他の金属を混ぜて硬さを調整しています。
例えばK18のホワイトゴールドの場合は金75%に割金25%、Pt900ならプラチナ90%に割金10%を含んでいるということになりますね。
どちらも配合を行うことで強度を向上させ、日常使いのジュエリーでも問題ない耐久性を持っています。
重さとしては、プラチナとゴールド、として見てみるとそれぞれの比重(水を1とした場合の密度の比)はプラチナが21.4、ゴールドが19.3であり、プラチナの方がわずかに重くなります。
細身のリングであれば、それほど違いは感じられないでしょう。
しかし、ホワイトゴールドはこのゴールドをベースとして割金を混ぜ合わせたものであり、重さはプラチナよりも軽量になります。
これまではプラチナと比較して安価であることも特徴であったホワイトゴールドですが、近年では、金の価格高騰などにより、ホワイトゴールドの価格も上昇傾向にあります。
金を元素材とするホワイトゴールドの価格は、今後も世界経済などの影響による金価格の変動によって、状況が変わっていくことが考えられるでしょう。
このようにジュエリー・素材の価値・価格は、希少性や需要、またその時の状況でも変動していきます。
ジュエリー選びは、その価値だけではなく、様々な点を考慮してお気に入りのものを選ぶのがおすすめですね。
特に結婚指輪を選ぶ際など、ジュエリー選びでは、似たカラーであることからどちらの素材を選ぶべきか悩むということもあるでしょう。
そういった際、後悔せずに素材を選ぶポイントをご紹介します。
まず、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、比較検討するということです。
例えばホワイトゴールドのメリットとしてはプラチナよりも軽量であることなどが挙げられますね。
しかし、デメリットとしてコーティングが摩耗し色が変わったように見えてしまうことなどがあります。
コーティングのかけ直しの必要もあり、手入れが重要になってくるでしょう。
プラチナはホワイトゴールドと比較すると少し重く、その純度からホワイトゴールドよりも傷が付きやすい可能性があります。
しかし、プラチナは時間が経ってもその美しい白い輝きを変わらず保つことができるでしょう。
汗や洗剤など、日常生活での変質・変色にも強いためお手入れも簡単で、永く綺麗なまま愛用することができます。
もうひとつのポイントが、金属アレルギーを考慮するということです。
お肌が弱い方や金属アレルギーをお持ちの方はもちろん、これまでアレルギー発症の経験が無くても、体質の変化により突然発症することも考えられます。
日々身に着けるお気に入りのジュエリー選びでは、金属アレルギーのなりにくさも考慮する必要があるでしょう。
ゴールド自体は比較的アレルギーを起こしにくい素材だと言われていますが、ホワイトゴールドの割金として使われるニッケルなどは、注意が必要な金属です。
金属アレルギーの不安がある方は、アレルギーを起こしにくい素材であるプラチナを選ぶと良いでしょう。
プラチナとホワイトゴールド、ふたつの魅力である美しい白さを保つためにはメンテナンスが大切になってきます。
それぞれの普段のお手入れ方法と、ホワイトゴールドのコーティングが剥がれてしまった場合の対処法を詳しく見ていきましょう。
汚れにも強いプラチナの普段のお手入れは、やわらかい布でサッと拭くのみでOK。
皮脂汚れなどが気になる場合には中性洗剤を溶かし入れたぬるま湯に浸け、やわらかな筆やブラシで汚れを落とし、水でしっかりとすすいでから柔らかい布などで水分を拭き取りましょう。
ホワイトゴールドのお手入れ方法もプラチナと同様に、普段のお手入れはやわらかい布で軽く拭き、汚れが気になる時には中性洗剤を入れたぬるま湯で洗います。
万が一、ロジウムコーティングが剥がれてしまった場合には、コーティングをかけ直すことで、元の美しい白色がよみがえります。まずは購入したショップに相談するのがおすすめ。
ブライダルジュエリーの場合はアフターサービスに含まれていることも多いため、剥がれた場合の対応や金額を購入時に確認しておくとスムーズです。
ホワイトゴールドと似た金属としてご紹介してきたプラチナは、ブライダルにふさわしい輝きを持つとして、結婚指輪に選ばれています。
結婚指輪にプラチナが選ばれている理由は、花嫁を思わせる純粋な白と希少性の高さが「永遠の愛」を象徴するジュエリーにふさわしいとされているから。
また、お手入れも簡単でアレルギーを起こしにくいという特性からも、日々身に着け、一生大切にしたい結婚指輪に最適な素材であることがわかります。
その高い硬度と「永遠の絆」「純愛」「純潔」などの宝石言葉を持つことから結婚指輪に多く用いられるダイヤモンドとも相性がよく、プラチナの上品な白色は、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き立ててくれるでしょう。
関連リンク:プラチナって何? 結婚指輪がプラチナの理由は?
今回はプラチナと混同されることも多いカラーゴールド、ホワイトゴールドについて、その特徴や歴史とともに、プラチナとの違いをご紹介しました。
今回ご紹介したホワイトゴールドと、いつまでも変わらない白色が魅力のプラチナ。
それぞれの特長を理解することは、後悔しないジュエリーと出会うための大事なポイントです。
ふたりの価値観を大切にしながら、純粋な愛の証にふさわしいジュエリーを選んでくださいね。
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