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11月の誕生石トパーズ。石言葉の意味や特徴について

2022.1.19

2024.1.11

11月生まれの人に幸運をもたらす誕生石として有名なトパーズ。豊富なカラーバリエーションと澄んだ煌めきから、近年ではさまざまなブランドでも扱われ、多くの人を魅了しています。パワーストーンとしての歴史も古く、色ごとにさまざまな石言葉を持っているのです。そんなトパーズの特徴や石言葉の持つ意味について、詳しくご紹介していきます。

  11月の誕生石トパーズ。石言葉の意味や特徴について

トパーズの特徴

和名では黄玉(おうぎょく)と呼ばれるトパーズ。

古くから親しまれてきたトパーズは、その名の通りのイエローカラーですが、実はカラーバリエーションがとても豊富な宝石なのです。

無色、ブルー、ピンク、シェリー、オレンジピンクなど、寒色系から暖色系のカラーまであります。

自然界のトパーズは通常無色です。

含まれている成分量によってその色を変えますが、流通しているものの多くは加工処理を施して発色させているものがほとんどです。

 

また、光の分散率が高いため、傾けたり、見る位置を変えることで見える色が変わる性質を持っています。結晶はきれいな柱状で、内包物や傷が少ない状態のものが多く、比較的大きな結晶が見つかりやすいのも特徴です。

トパーズは11月の誕生石

トパーズは11月生まれの人に幸運をもたらすといわれる誕生石のひとつです。

同じ11月の誕生石には、イエローカラーが美しいシトリンもあります。

アニバーサリーストーンとしてのトパーズ

トパーズは結婚記念日に贈るアニバーサリーストーンにも選ばれている宝石です。
澄んだ青色が美しいブルートパーズは4周年、イエローカラーのトパーズは結婚16周年、シェリー酒を彷彿とさせる美しいオレンジ色のインペリアルトパーズは23周年と、種類ごとに記念年も異なります。
特に結婚16周年は、トパーズの色にちなんだ「黄玉婚式(おうぎょくこんしき)」と呼ばれて親しまれています。

トパーズの名前が持つ意味

トパーズの名前の由来にはいろいろな説がありますが、紅海(こうかい)にある小さな島・ザバーガドの古ギリシャ名「トパジオス」が語源になったという説が有力です。

こちらの島はペリドットの原産地で、トパーズがかつてペリドットと混同されていたことから、その由来になったと言われています。

その他にも、サンスクリット語で「炎」を意味する「tapas」からきているという説もあります。

トパーズの歴史

黄金色に輝くトパーズは、古来、太陽や火の象徴として大切にされてきました。

古代エジプトでは最も偉大な神様「太陽神ラー」の象徴として崇められてきた歴史があり、邪悪なものから身を守り、感性や精神力を高めてくれる石とされていました。

また、中世の王や裁判官は地位と名誉を守るためのお守りとして、トパーズのジュエリーを身に着けていたといわれています。

トパーズの産地

トパーズの主な産地はブラジルのミナスジェライス州です。

希少価値が高いインペリアルトパーズも、この地で採掘されています。

他には、ロシア、ドイツ、ナイジェリア、日本など、世界各国で採れるのが特徴です。

トパーズの石言葉

トパーズの石言葉は「友情」「希望」「誠実」「潔白」

その見た目から連想させるような、輝かしい未来や澄んだ関係性を表す言葉が選ばれています。

また、ブルートパーズには「知性」、インペリアルトパーズは「能力の向上」、ピンクトパーズには恋愛を成就させるパワーなど、その色ごとに異なる力が宿っているのだそう。負の念を浄化して精神を健やかに保ち、潜在能力を引き出してくれるため、心の安定を求めている人や、自分らしく活躍したい人にぴったりの宝石です。

トパーズの種類

多彩なカラーが魅力のトパーズ。ここでは特に人気が高い色のトパーズの魅力や特徴をご紹介していきます。

 

・ホワイトトパーズ

ホワイトトパーズとは、カラーレストパーズとも呼ばれる無色透明なトパーズのこと。

透明度と光の分散率が高いことから、ダイヤモンドにも似ているといわれています。

加工処理を施さない、天然の風合いを楽しみたい人にもおすすめです。

 

・ブルートパーズ

清らかな青色が美しく、ファッションジュエリーで人気が高いブルートパーズ。

澄んだ秋空のような「スカイブルートパーズ」、地中海を思わせる「スイスブルートパーズ」、夜空を思わせる「ロンドンブルートパーズ」など、色の濃淡によって呼び名も変化するのが特徴です。

 

・インペリアルトパーズ

芳醇なピンクオレンジの色が、他にはない高貴な雰囲気を醸し出すインペリアルトパーズ。

インペリアル(皇帝)の名の通り、トパーズの中では最も希少価値が高く、高価な種類です。

当時絶大な権力を有していたロシア帝国が、ロシア皇后のジュエリーを彩る石として輸入したのがインペリアルトパーズのはじまりで、当時は皇族のみが所有することを許されていた、特別な宝石だったのだそう。

 

・ミスティックトパーズ

ミスティック(神秘的)という名にふさわしい妖艶な煌めきを放つミスティックトパーズ

1990年代後半に誕生した宝石で、ホワイトトパーズに特殊なコーティングを施すことで遊色効果を生み出しています。

石を傾けることで現れるブルーやパープル、グリーンの色彩は、まるでオーロラのようです。

 

・ピンクトパーズ

こっくりとしたローズピンクカラーが可憐な印象を与えてくれるピンクトパーズ。

ピンクダイヤモンドやピンクサファイアに似た見た目ながらも、2つに比べてリーズナブルに楽しめるのが魅力です。

天然のピンクカラーはめったに出ないため、インペリアルトパーズの次に価値が高いとされています。

トパーズのお手入れ方法

トパーズは硬度が10段階中8と高く、水にも強いため比較的お手入れがしやすい宝石です。

ただ、特定方向からの衝撃で内部が割れる恐れがあり、急激な温度変化に弱いので、スチームクリーナーや超音波洗浄機の使用は控えましょう

普段のお手入れは外した時にやわらかい布で拭く程度でOKです。

汚れが目立つときや曇りが気になる時には、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、水で洗剤を流してやわらかい布で水けを拭きとりましょう。

直射日光に長時間当たると、紫外線のせいで褐色が進んで変色する可能性がありますので、保管場所には十分注意してください。

トパーズを身に着けたいシーンは?

扱いやすくカラーバリエーションも豊富と魅力いっぱいのトパーズ。そんなトパーズをあしらったジュエリーは、このようなシーンにおすすめです。

 

ビジネスコーデ

トパーズのさりげない輝きはビジネスシーンにもぴったり。地金はビジネスにふさわしい落ち着き感を演出できるプラチナがおすすめです。
カラーバリエーションが豊富なトパーズだから、纏いたい雰囲気で選ぶのも楽しそう。イエローやオレンジカラーのトパーズならあたたかみがある優しい雰囲気に、ブルー系を選べば爽やかで知的な印象を与えてくれます。

 

デイリーコーデ

自宅でお手入れがしやすいトパーズは、普段使いのジュエリーにも最適です。
硬度が高いトパーズはカットの種類もデザインも豊富なので、好みのデザインがきっと見つかるはず。
トレンド感のあるカジュアルスタイルに合わせたいという人には、輝きを抑えたカボションカットのピアスやリングがおすすめ。やわらかな煌めきが、いつものコーディネートを格上げしてくれます。

 

特別なおでかけ

明るい色合いが多いトパーズは、デートやパーティーの特別な日の装いをより華やかに演出してくれる強い味方。
ゴールドの地金を選べばゴージャスな雰囲気に、プラチナは凛とした輝きが気品をプラスしてくれます。
ラグジュアリーなパーティーには、トパーズのまわりにメレダイヤをあしらったデザインを選んでみてはいかがでしょうか?ダイヤモンドの輝きと相まって、エレガントかつ豪華な印象を与えてくれます。

まとめ

多彩な色合いと煌めきを気軽に楽しめるのが魅力のトパーズ。

トパーズを楽しむジュエリーなら、プラチナとの組み合わせがおすすめです。プラチナはトパーズならではの絶妙な色や、透明感のある輝きを一層引き立ててくれます。

シーンを選ばず身に着けられるプラチナ・ジュエリーで、毎日にお好きなカラーと煌めきをプラスしてみてはいかがでしょうか?

監修

PLATINUM

Preciousplatinum.jp編集室

プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関であるプラチナ・ギルド・インターナショナルによる情報サイト。
プラチナの価値を伝えるとともに、プラチナ・ジュエリーに関する実用的なアドバイスや専門的な情報を幅広く提供しています。

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